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1.112021
珈琲 資格 鑑定士 Qアラビカ・ロブスタグレーダー講習 ~Triangulation/トライアンギュレーション~
Qグレーダーとは
Qアラビカグレーダー
Qロブスタグレーダー
の2種類あります
CQI(Coffee Quality Institute)が認定した
アラビカ種またはロブスタ種のコーヒー豆の品質を評価する
国際的に認知された珈琲鑑定士です
Qグレーダーは「カッピングフォーム」を使用し項目別に
コーヒー豆の品質を評価します
![](https://kahian-atelier.com/wp-content/uploads/2021/01/20210108_184556-1-1-225x300.jpg)
カッピングフォームの役割
・生産者は適正な価格で販売することが出来るため
(良いコーヒーは高額で販売可能)
より良いコーヒーを作ろうという意識向上や、収入の安定につながります
・購入者はコーヒーの特徴を確認・適正価格を判断することが出来ます
・国際的な基準で評価された鑑定結果を共通言語として
コーヒー関係者が適正な判断をすることが可能になります
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コーヒーの魅力を知るだけでなく
表現力・判断力を学びたい
知らないコーヒーに出逢いたい
そんな思いからコースを受講しました
Qアラビカグレーダーは2020年取得
Qロブスタグレーダーは2021年取得
Qアラビカグレーダー講習、Qロブスタグレーダーって
どんな資格なの?どんなことするの?と気になった方に
少しでも伝わるものがあれば幸いです
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Triangulationはどれが違うコーヒーかを見つける
この科目、カテゴリー(後述します)の違いはありますが
Qアラビカグレーダー、Qロブスタグレーダー
講習、試験共に内容は同じです
嗅覚、味覚力必須科目です
3カップのうち1カップは違うコーヒーが入っています
そのカップがどれかを識別します
視覚で分からないよう、暗く赤い照明の部屋で行います
(個人的にこの照明で行うと集中力がアップします)
![](https://kahian-atelier.com/wp-content/uploads/2021/01/i_j20Ud018svclyzdp4yrkb68_h8zysz-300x225.jpg)
このトレーニングは
回数を重ねる度に自身の嗅覚、味覚が研ぎ澄まされることを感じて(成長を体感出来る)
本当に面白いです
手順
1.粉の香りを嗅ぐ
2.注湯
3.香りを嗅ぐ
4.浮いた粉を攪拌
5.香りを嗅ぐ
6.浮いた粉を取り除く
7.味の確認と識別
講習・試験を通して感じたこと
粉の香りから違いを感じ取れるかが大切
最初の第一印象は特に大切な判断材料にしていました
もうひとつ大切にしていたこと
先入観を持たないこと(どの科目でも常に大切)
時間のある限り何度も確認することは出来ますが
むやみにコーヒーを口にすると舌が疲れて感じにくくなってしまいます
コーヒーを口にする時には毎回初めてのつもりで香り、味を確認する
という意識で行ないました
違いを識別するイメージは
3カップのコーヒーの香りを嗅ぐとき感覚的に感じる印象で
1:オレンジ→2:オレンジ→3:カカオ
3が違うコーヒーだな
味を確認する際には
1:さらっとしている→2:とろみがある→3:さらっとしている
2が違うコーヒーだな
というようなイメージです
この科目はカッピング(鑑定)を行う際、以下に役立ちます
香りの特徴を捉える能力を高め評価に活かせる
3カップを比べながら識別することで
カッピング項目ごとの違いをより的確に判断出来るようになる
Triangulationはトレーニングとしてはもちろんですが
みんなで楽しみながらゲーム感覚で行うのも良いなと思います
安心して過ごせる日が戻ったら
ぜひイベント企画してみたいことのひとつです(2021.1現在)